令和6年度人事院予算等の概要
~キャリア形成支援など人材育成の予算・体制を強化~
令和5年12月22日
令和6年度予算(政府案)における人事院予算等の概要は、次のとおりです。
本年8月に示した「公務員人事管理に関する報告」における対応策等を実現するための予算となっております。
トピックス① 若手職員のキャリア形成を支援
若手職員のキャリア意識の高まりや民間企業等におけるキャリア支援の進展等を踏まえ、
20歳台、30歳台の若手職員を対象にキャリア支援研修を実施するほか、その上司となる管
理職や人事担当者にキャリア形成の支援策を提供します。
(令和6年度予算額 18百万円(新規))
トピックス②
国家公務員の人材育成や人事行政の国際連携を強化する審議官を新設
国家公務員の人材育成において研修が果たすべき役割の重要性が従前以上に増してきていること、また、社会のあらゆる分野でグローバル化が進展している中、人事行政分野においても、国際交流・国際協力のさらなる推進等が求められていることを踏まえた体制整備として、事務総局審議官(研修・国際担当)を新設します。
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1 主な項目の予算額〔単位:百万円、カッコ内は令和5年度予算額〕
① 公務組織を支える多様で有為な人材の確保のための一体的な取組
・人材確保対策、国家公務員採用試験の実施等421(470)
② 職員個々の成長を通じた組織パフォーマンスの向上施策
・研修の実施等(トピックス①含む)489(470)
③ 多様なワークスタイル・ライフスタイル実現とwell-beingの土台となる環境整備
2 主な組織・定員要求
以下のとおり、4官職を新設します。
・研修を中心とした人材育成の取組や国際協力・連携を強化するための体制整備として、事務総局審議官(研修・国際担当)を設置(トピックス②参照)
・人材確保、長時間労働の是正等の課題に対応するための体制整備として、企画官級2官職(人材企画調整官、職員福祉企画調整官)
を設置
・人事院の採用・育成等を強化するための体制整備として、人事戦略室長を設置
また、令和6年度末の定員については、622人となります。
(注)国家公務員の定年引上げに伴う新規採用への影響を緩和するための特例的な定員を除く。
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