第1編 人事行政

第2部 人材確保に向けた国家公務員採用試験の課題と今後の施策

第1章 採用試験の実施状況

第2節 一般職試験(大卒程度試験)

1 申込者数の推移

一般職試験(大卒程度試験)の申込者数の推移について、属性別に分析し、それぞれの傾向を以下提示する。

(1)申込者数推移(全区分、事務系・技術系別10

全区分について2012年度と2021年度を比較すると、31.1%の減少となっており、横ばい又は減少が続いている。同期間中の事務系・技術系別の減少率は、事務系が31.8%、技術系が27.2%となっている(図1-19)。

図1-19 事務系・技術系
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(2)男女別の申込者数推移

【全区分】

2012年度と2021年度を比較すると、男性の申込者数が40.2%の減少、女性の申込者数は11.2%の減少となっている。女性より男性の減少率が大きいため、申込者に占める女性の割合は上昇している(図1-20)。

図1-20 男性・女性
図1-20 男性・女性のCSVファイルはこちら

【事務系・技術系別】

2012年度と2021年度を比較すると、特に事務系・男性の減少率が41.7%と最も大きい。二番目に減少率が大きいのは技術系・男性で、32.5%減少している。女性の申込者数は、事務系で11.5%、技術系で8.3%それぞれ減少している(図1-211-22)。

(3)学歴別の申込者数推移

【全区分】

2012年度と2021年度を比較すると、「大学院」が64.7%減、「学部既卒・中退」が59.7%減と大幅に減少している。「学部卒見・在学」はほぼ同水準を保っているが、ここ数年は減少傾向にあり、総合職試験と類似の状況にある(図1-23)。

図1-23 全区分(学歴別)
図1-23 全区分(学歴別)のCSVファイルはこちら

10本節の事務系は「行政区分」、技術系は左記以外の区分
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