第1編 人事行政

第2部 人材確保に向けた国家公務員採用試験の課題と今後の施策

骨子

  • ○ 国家公務員採用試験の申込者数は、総合職試験(院卒者試験・大卒程度試験)及び一般職試験(大卒程度試験)とも2021年度まで5年連続で減少。行政を支える人材の確保にとって危機的な状況。
  • ○ 人事院が実施した学生向け意識調査では、国家公務員を志望しなかった理由として「採用試験の勉強や準備が大変」を挙げた者が多数。
  • ○ 上記調査結果に加え、大学の就職担当教職員や各府省の人事担当者に対し、採用試験に対する認識を聴取したところ、採用試験準備に対する負担感が大きく、学生が国家公務員を志望しない理由にもなっていると指摘された。
  • ○ こうした状況を踏まえ、人事院は、国家公務員志望者を増やすための一つの方策として、学生等にとって受験しやすい採用試験の在り方について検討を行い、第4章において、人事院として必要と考える採用試験の見直しに関する具体的な施策を記載。
  • ○ 採用試験の申込者数減少を食い止め反転させるためには、公務全体での働き方改革の推進や若手職員のモチベーション向上等、学生にとっての公務職場の魅力を高める取組も総合的に進める必要。
Back to top