各府省においてハラスメント防止対策を担当する職員を対象としたハラスメント防止対策担当者会議を人事院の本院及び地方事務局（所）で開催し、パワー・ハラスメント事案の対応における留意点などに関して弁護士による講演を実施するなど、担当者の認識を深め、各府省における施策の充実を図った。
また、各府省においてハラスメントに関する苦情相談を受ける相談員を対象としたセミナーを人事院の本院及び地方事務局（所）で開催し、相談員の知識、技能等の向上を図り、相談しやすい体制作りを促進した。
さらに、「ハラスメント防止研修」の指導者養成コースを各府省の人事担当者等を対象に、「幹部・管理職員ハラスメント防止研修」を幹部・管理職員を対象に、人事院の本院及び各地方事務局（所）でそれぞれ実施し、ハラスメントの防止等に関する職員の意識の向上、管理・監督者の果たすべき責務・役割についての理解の徹底等を図った。
加えて、各府省においてハラスメント防止対策が適切に実施されるよう、全職員向けにハラスメントの基礎的事項を理解させることに主眼を置いた自習用研修教材の改訂や、パワー・ハラスメントに関して想定される事例を映像化して解説を加えた研修動画の作成を行った。