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第1編 《人事行政》

【第1部】 人事行政この1年の主な動き

第2章 人事行政の公正の確保


◎ 国家公務員採用試験については、平成27年度から、学生の学修時間の確保や教育の充実、海外の大学等への留学等を進めるため、民間企業の採用選考活動が8月1日以降に遅らせて開始されることに伴い、試験日程を繰り下げることとした。また、同年度の総合職試験から、外部英語試験を活用することとした。さらに、多様な受験者が受験しやすいものとするため、平成28年度から、総合職試験(大卒程度試験)の「政治・国際」区分について試験内容の見直しを行うこととした。

◎ 公務における人材育成・研修に関する研究会を開催し、今後の人材育成・研修の方向性等について検討を行った。また、行政のグローバル化に対応するため、初任行政研修における駐日在外公館職員との英語による意見交換回数の増加、行政研修(課長補佐級)「国際コース」における外国人研修員の積極的受入れなど、研修の充実を図った。

◎ 改正法において、人事院が引き続き人事行政の公正を確保するための事務を担うこととされたことを踏まえ、人事院の意見を聴いて政令等で定めることとされている幹部職員の任用等について、必要な意見を述べるとともに、改正法の施行に伴い必要となる任用、採用試験及び研修等に関する規則等について、制定及び改廃を行った。


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