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第1編 《人事行政》

【第1部】 人事行政この1年の主な動き

第3章 女性国家公務員の採用・登用の拡大

2 採用の拡大に向けた取組


女性の採用者数を増加させていくためには、より多くの優秀な女性に国家公務員採用試験を受験してもらうよう、誘致活動を強化していくことが重要であり、人事院は、意欲ある女性を公務に一層誘致するため、これまでの人材確保の取組に加えて、次のような取組を行った。

(1)女性のための公務研究セミナーの開催

各府省と協力し、多くの女性に公務への関心を持ってもらうことを目的とした「女性のための公務研究セミナー」を、東京地区で2回(会場:東京大学及びお茶の水女子大学)、近畿地区で1回(会場:京都大学)開催した。このセミナーには、624人の女子学生等が参加した。

(2)女性のためのトークライブの開催

国の行政の第一線における企画立案等の業務で活躍している女性行政官が、現在携わっている行政課題について、様々な経験を踏まえながら、学生に近い目線で説明し、より多くの女性に国民全体の奉仕者としての仕事の魅力や勤務の実情等について理解と関心を深めてもらうための「女性のためのトークライブ」を早稲田大学及び一橋大学で計3回7講演実施した。この講演には、249人の女子学生等が参加した。

(3)女子学生のための国家公務員試験制度ガイダンスの実施

各大学の協力を得て、人事院職員から国家公務員採用試験制度の説明を行うほか、国家公務員をより身近に感じ、興味を深めてもらうために、当該大学の卒業生である各府省の女性職員等から実際に携わっている業務内容、仕事のやりがい、国家公務員のワーク・ライフ・バランスなどを説明する「女子学生のための国家公務員試験制度ガイダンス」を20大学で計24回実施し、696人の女子学生が参加した。


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