(1)職場における災害の防止
職場における災害の発生を防止し、安全管理対策を推進するために、各府省から職場における災害の発生状況等について報告を受けている。
平成30年度に職場で発生した災害による死傷者(休業1日以上)は209人で、前年度に比べ4人増加している。このうち死亡者は1人であった(図5-1)。
災害の発生状況を事故の型別にみると、「武道訓練」が前年度に引き続き最も多く、次いで「転倒」、「墜落・転落」、「動作の反動・無理な動作」、「交通事故(道路)」、「激突」となっており、これらの災害で全体の約8割を占めている(図5-2)。
これらをまとめた災害状況については、各府省に情報提供し、類似の災害発生防止に向けて指導を行っている。
図5-1 死傷者数の推移〔休業1日以上(平成26~30年度)〕のCSVファイルはこちら
図5-2 事故の型別死傷者数〔休業1日以上(平成30年度)〕のCSVファイルはこちら
(2)設備等の届出等
各府省は、ボイラー、クレーン等安全管理上特に配慮を必要とする設備の設置等の際には、人事院に届け出ることとなっている。令和元年度は217件(設置166台、変更24台、廃止27台)の届出があった。
また、エックス線装置についても、同様に届け出ることとなっており、令和元年度は161件(設置126台、変更0台、廃止35台)の届出があった。