(1)女性国家公務員の在職状況及び管理職員・幹部職員への登用状況等
連邦公務員(本省・外局等)の在職者に占める女性の割合は、2012年現在、36.1%となっている。
一方、本省の課長級以上の管理職員・幹部職員に占める女性の割合は四半世紀前には4%程度であったが、1999年に初めて10%を超え、その後、着実に増加し、2009年には23.4%となっている。なお、部長級以上に占める女性の割合は2009年現在本省等で15.7%と依然として低い。
本省等の管理職員・幹部職員候補となる高級職(後述)の採用者に占める女性の割合は、20年前に30%に達しており、その後も増加傾向が続き、2009年には47.3%となっている。
(2)問題点・課題
長時間勤務や頻繁な出張が必要とされるなど、管理職員・幹部職員の勤務実態が厳しいため、昇進を望まない女性もいること等の事情から、在職者に占める女性の割合に比べて管理職員・幹部職員に占める女性の割合はいまだに低く、女性の管理職員・幹部職員の一層の増加を図ることが、連邦政府の報告書において課題として認識されている。