第1編 人事行政

第3部 平成30年度業務状況

第1章 職員の任免

第3節 任用状況等

6 Ⅱ種・Ⅲ種等採用職員の幹部職員への登用

意欲と能力のある優秀なⅡ種・Ⅲ種等採用職員の幹部職員への登用を着実に推進するため、各府省においては、「Ⅱ種・Ⅲ種等採用職員の幹部職員への登用の推進に関する指針」(平成11年事務総長通知)に基づき、「計画的育成者」の選抜、育成に努めており、従前Ⅰ種採用職員が就いていたポストへの任用や出向ポストの拡大等、各府省それぞれの実情に応じた取組がなされている。また、人事院においては、「計画的育成者」の登用に資することを目的として、行政研修(特別課程)を係員級(3回)、係長級(3回)及び課長補佐級(2回)に分けて実施しており、平成30年度においては、係員級では25府省から116人、係長級では23府省から121人、課長補佐級では26府省から72人の参加があった。

また、これまで海外勤務や海外研修の機会の少なかったⅡ種・Ⅲ種等採用職員に対して、国際化する行政に対応し得る基礎的素養の向上を図るため、短期在外研究員制度の特別枠を設定し、平成30年度は、行政研修(係長級特別課程)受講者の中から選抜した4人を海外研修に派遣した。

平成29年度末におけるⅡ種・Ⅲ種等採用職員の幹部職員(本府省課長級以上)の在職者数は、指定職ポスト24人、本府省課長等121人、地方支分部局長等37人、外務省(大使・総領事)74人で、計256人となっている(図1-8)。

人事院は、これらの登用の状況や各府省における取組の例等の情報を各府省に提供し、登用の啓発に努めている。

図1-8 Ⅱ種・Ⅲ種等採用職員の幹部職員(本府省課長級以上)の在職者数の推移
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