職員の勤務時間は、原則として1日7時間45分、週38時間45分とされているが、公務のため臨時又は緊急の必要がある場合には、超過勤務を命ずることができる。超過勤務の状況について、令和4年国家公務員給与等実態調査によると、令和3年の年間総超過勤務時間数は、全府省平均で217時間であった。これを組織区分別にみると、本府省では383時間、本府省以外では179時間となっていた。また、超過勤務時間が年360時間以下の職員の割合をみると80.9%であった。なお、令和3年度における各府省の超過勤務命令の上限の運用状況については第1部第3章1に記載したとおりである。
職員の年次休暇は、原則として1年につき20日とされ、同調査によると、令和3年の1人当たり平均使用日数は15.5日であり、組織区分別にみると、本府省では12.4日、本府省以外では16.2日となっていた。