「人事院総裁賞」は、国民全体の奉仕者として、長年にわたる地道な活動や高いモチベーションの下での勇気ある行動などを通じ、行政サービスや国民生活の向上に顕著な功績を挙げ、国民の期待に応えた国家公務員(個人又は職域)を顕彰するもので、昭和63年に人事院創立40周年を記念して創設された。
被顕彰者は、人事院総裁の委嘱する各界有識者からなる選考委員会(令和4年度は佃和夫委員長(三菱重工業株式会社名誉顧問)のほか、6人の委員)が、各府省及び行政執行法人から推薦された職員又は職域グループについて厳正な審査・選考を行い、その結果に基づいて人事院総裁が決定している。
第35回を迎えた令和4年度「人事院総裁賞」は、個人1名及び職域4グループに対して授与された(表9)。授与式は、令和5年2月27日、東京都内において行われ、翌28日に皇居において天皇皇后両陛下に御接見を賜った。
令和4年度までの被顕彰者の合計は、個人70名、職域110グループとなっている。
天皇皇后両陛下に御接見を賜る受賞者(写真提供:宮内庁)