「人事院総裁賞」は、国家公務員が国民全体の奉仕者としての強い自覚の下に職務に精励し、もって公務及び公務員の役割についての理解と公務に対する信頼を高めることに寄与した場合で、それが顕著と認められる職員又は職域グループを顕彰するもので、昭和63年に人事院創立40周年を記念して創設された。
被顕彰者は、人事院総裁の委嘱する各界有識者からなる選考委員会(平成29年度は佃和夫委員長(三菱重工業株式会社相談役)の下、6人の委員)が、各府省及び各行政執行法人から推薦された職員又は職域グループについて厳正な審査・選考を行い、その結果に基づいて人事院総裁が決定している。
第30回を迎えた平成29年度「人事院総裁賞」は、個人1人及び職域4グループに対して授与された(表10)。授与式は、平成30年2月7日、東京都内において行われ、その後、受賞者及び受賞職域グループ代表者は、宮中において天皇皇后両陛下に御接見を賜った。
平成29年度までの被顕彰者の合計は、個人63人、職域90グループとなっている。
両陛下に御接見を賜る受賞者と配偶者
(写真中央は御挨拶をする人事院事務総長)