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第38回(令和7年) 人事院総裁賞「職域部門」受賞
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外務省
ミャンマー地震対応チーム
(海外緊急展開チーム(ERT)及び
国際緊急援助隊(JDR)医療チーム)
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治安・衛生環境が悪化し、酷暑の続く中、在留邦人の安否確認や避難・帰国支援、被災者支援に尽力。現地の情報収集やニーズ把握、日本の支援内容の発信も積極的に行い、在ミャンマー大使館のミャンマー語による動画の総閲覧数は約1,200万回に到達。現地社会や在留邦人からも高い評価を受け、日本国及び公務の信頼向 上に大きく貢献したことが認められました。
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☆はじめに、ミャンマー地震対応チームはどのような活動を行っていたのでしょうか。
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昨年3月28日に発生したミャンマー地震に対し、邦人保護のための海外緊急展開チーム(ERT)及び国際緊急援助隊(JDR)医療チームが現地に派遣されました。
ERTは、在ミャンマー日本国大使館と連携して、被災地であるマンダレーでの邦人保護及び被災者の支援に当たりました。
JDR医療チームは、4月2日から同月26日まで、医師や看護師を含むチームでマンダレー市内に野外診療所(仮設テント)を設置し、連日100名前後、延べ2,100名を超える方の診療を行いました。地震で外傷を負った方が多かったですが、日頃のかかりつけの病院が機能しなくなったために来た方もいました。
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☆治安や衛生環境が厳しい中で、現地支援活動を行う上で最も大変だったことは何ですか。
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ミャンマー国内では2021年のクーデター以降、空爆を含む暴力が継続しており、連日40度を超す暑さに加え、衛生環境の悪化や余震による建物の倒壊が続く非常に困難な環境でした。
ERTで、最も注意を払った点は、身元が確認された後のご葬儀についての被災地当局との調整です。ご家族のご意向に沿う形でご葬儀を行うことができるよう、粘り強く調整を行いました。ご家族のご心痛を思うと、今も言葉が見つかりません。
JDR医療チームでは、活動のために設置したテント内の温度が連日40度を超えたことが最も大変でした。熱中症で倒れないよう工夫に工夫を重ねました。現地の住民の方々が、我々を気遣って冷たい飲み物を差し入れてくださったことがとても嬉しかったです。
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☆今回の地震のような海外での大規模災害発生時において、日本が果たすべき役割についてどのようにお考えでしょうか。
大規模な自然災害等の緊急事態に際し、迅速かつ効果的な支援を行うことは国際協力の推進に寄与する重要な外交活動です。
日本は、地震等の大規模な災害を経験し、高度な災害対応技術を有しています。この自国の経験と技術を生かしつつ、国際社会の一員として多面的かつ持続的な支援を行うことで、海外での大規模災害時に重要な役割を果たすことができると考えます。
JDRの派遣に際しては、現場のニーズを迅速かつ正確に把握することや、現地で被害に遭われた方々の気持ちに寄り添うことが重要です。それらは日本の得意な分野ですので、日本の良さをしっかりと発揮していくことが大切だと思います。
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☆業務を通じてやりがいを感じられるのは、どのようなことでしょうか。
私たちは、被災地で困った人々を助けたいとの思いが根底にあります。
ERT任務を通じて現地で多くの邦人関係者や現地当局担当者と出会い、短期間で信頼関係を構築して任務を遂行することにやりがいを感じます。深刻な被災地の現場で困った人々を支援することは 社会や人々への大きな貢献になるものと考えています。
JDR任務につきましても、被災された現地の方々から、いちはやく日本が来てくれた、わざわざ遠いところから来てくれたという感謝のメッセージをたくさんいただいたことが励みになりました。日本は良き友人であるミャンマーの皆さんとともにあることを行動で示せて良かったと思います。
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☆最後に、国民の皆様へ今後の抱負やメッセージをお願いします。
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自然災害、事件・事故の発生を予測することはできませんが、様々な事態を想定して現地当局との関係を日頃から構築することは重要と考えます。今回の活動の経験を、ERTメンバー内で共有し、更なる改善につなげるべく、取り組んでいます。
また、我々外務省内の様々な国・地域の専門家も、JDR医療チームに参加する機会があった場合に力を発揮できるように日頃から心構えをしておりますし、現場に行ったらチームの代表として、現地との架け橋となり、チームの活動を最大限有意義なものにできるよう外務省職員・専門家としての研さんを怠らないことが重要です。
今回のミャンマー派遣の経験を生かして、今後も継続して海外に渡航・滞在する日本人の生命・身体を保護し、かつ、国際社会における日本の信頼性向上に貢献できればと考えております。
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▲昼夜を問わず続く行方不明者捜索の様子
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▲大使館による動画発信(©在ミャンマー日本大使館)
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