社会情勢が急速に変化する中で、質の高い行政サービスを国民に提供し続けるためには、行政がいつの時代にも求められる役割を的確に果たせるよう、これを支える公務組織が能率的で活力のある組織であり続ける必要がある。そのためには、時代環境に適応できる能力を有する多様な有為の人材を行政の担い手として継続的に確保し、計画的な育成を行うとともに、職員一人一人がやりがいを持って職務を遂行し、その能力を十全に発揮できる職場環境を整えることが必要不可欠である。あわせて、グローバル社会の中で世界の動向に目を向け、国際協力を進めることや各国公務の事例から学びを得ることが重要である。
人事院は、このような認識の下、公務全体のパフォーマンスを向上させ、公務の魅力を高め、更に有為な人材を公務にひきつけるという好循環を生み出すことができるよう、令和4年度において、以下の諸課題について具体的な取組を進めた。