若年層職員の低評価グループ、高評価グループごとに「府省庁の職場満足度」の評定理由に直結する単語を抽出した結果は表2-1のとおりであり、同表中に出現する単語の実際の記述内容の例は表2-2(低評価グループ)及び表2-3(高評価グループ)のとおりである(低評価グループの人数:1,099人、高評価グループの人数:946人)。
低評価グループでは、「業務量(1)」、「残業(3)」、「仕事量(6)」、「超過勤務(8)」など業務量に関連する単語、「異動(2)」、「人事異動(7)」など人事異動に関連する単語のほか、「評価(5)」、「管理職(9)」などの単語が抽出された(括弧内の数字はグループ内の順位)。
一方、高評価グループでは、「環境(2)」、「人間関係(3)」、「休暇(8)」、「職場環境(10)」など職場環境に関連する単語や「やりがい(4)」、「国民(6)」、「社会(7)」という単語が抽出された。
また、業務内容に関連する単語は、低評価グループ(「業務内容(4)」)、高評価グループ(「業務内容(1)」、「仕事内容(5)」、「内容(9)」)の両方で抽出されており、いずれのグループも業務内容に高い関心を持っていることがうかがえる。