2 定年後の生活設計

生活設計の必要性 ▶ 生活設計の作成手順 ▶ 家庭の人間関係 ▶ 地域社会との関係
 

(1) 生活設計の必要性

近年、生活設計(ライフプラン)の必要性が注目されてきた背景には、以下の状況の変化が考えられます。

ア 定年後の長い人生

平均余命の伸びに伴い、65歳で退職したとしても、それ以降20年以上の人生を過ごすことが多くなります。

イ 少子・高齢化の進行

少子・高齢化の進行に伴い、生産年齢人口(15~64歳)が減少し、高齢者の就労問題が課題となるとともに、社会保障制度にも大きな影響が出てきています。

ウ ライフサイクルの変化

3世代同居が当たり前だった時代から、夫婦二人のみの世帯、一人暮らし世帯の増加など、家族構成が大きく変化しています。

エ 公的年金の支給開始年齢の引上げ

60歳の定年退職とともに支給されていた年金は、原則として、65歳から支給されることになりました。

以上の状況を踏まえると、充実した人生を歩むためには、定年後を含めた高齢期の生活設計を立てて、予め準備をしておくことが必要となってきます。

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